ディ・エクリュデザインの製造工程
めっきコーティングせずに輝きを出す
D-ecru polissage© / ディエクリュポリサージュ製法。
100年近く続く自社の水門製造会社が、
製造過程で排出するステンレス端材をアップサイクルした
環境にやさしい研磨方法を考案しました。
デザインから商品完成までのプロセスを自社工場内で行い、
最終工程は手作業で立体的に作り上げる、
私たちのユニークな「工芸と工業」をご覧下さい。
01. デザイン検証
まず最初に、東京のデザイン室にて
徳永が完成品をイメージしたデザインを考案します。
お客様の課題やご要望と向き合いながら、最適なデザインと形状を探します。
イメージが固まった時点でペーパーを使ってモックを作り、
製品になったときのビジュアル・使い勝手・耐久性などを検証します。
いくつかの検証を経て徳永がデザインデータを起こし、本社工場へ送ります。
02. データ製作/生産計画
徳永からデザインデータを受け取った本社工場の設計部は、データに不備がないかを綿密にチェックします。
さらに徳永とデータの細部について話し合い、
機械で生産するためのCADデータを起こします。
同時に、具体的な生産方法や
全体の工程を組み込んだ作業指示書を作成し
生産部へ渡します。
03. 加工・研磨
指示書を受け取った生産部の技術者は、レーザーでステンレスの抜き加工をします。
1mm以上の厚みのあるものはブラシ研磨という下地処理( 端面のバリ取り)を行い、
透かし部分や穴が空いた部分などの内側を磨くためにさらにバレル研磨を行います。
バレル研磨は粗目と仕上げ目
それぞれ24時間づつかけて丁寧に磨き、
その後は電解処理をします。
品質検査を合格した物だけが、戸田のショールームに送られます。
04. 最終仕上げ
ここから徳永による「工芸」が始まります。
すべて手仕事によりひとつひとつ作品を完成させていきます。
ショールームに届いた品質検査合格品を
徳永が木づちで丹念に叩きながら、
繊細で優雅な曲線美を生み出していきます。
最終形状になったら刻印を入れ、
ビジュアル・使い勝手・耐久性の検証を行います。
そして最終合格品のみを梱包し、お客様へ出荷します。
ディエクリュデザインの製造工程(動画)
美しく光を反射するステンレスをボタニカルデザインに創りこみ、
無機質の素材に優しさと温かみを加えた製品たち。
生活の様々なシーンに植物を取り込める、
私たちのオリジナリティ溢れるアイテムを
ぜひご覧ください。